今日、お昼ご飯食べながら山陽新聞読者投稿欄「ちまた」を見ていたら、
佐々木正美先生が亡くなられたことに関して投稿されている方がおられました。
当時から高齢で、
あと10歳若かったら、岡山で、もっといろいろしたいことがある。
と言われていました。
普段は横浜在住で週の半分岡山に来られる先生でした。
穏やかな語り口で、とても有名な偉い先生なのに、
硬い雰囲気もない、やさしい先生でした。
画像お借りしています。
朝日新聞のネット記事は↓
佐々木先生のWikipediaは↓
日本に紹介された方です。
自閉症児には口で言っても伝わらないから、
環境を整え、見てわかるように、
視覚支援をするという自閉症児への対応の仕方のことです。
たっくんが幼児の頃から小学校入って少しくらいまで、
通園施設のママともさんたちと時間が許す限り参加していました。
後任の先生にバトンタッチしてから、
勉強会に参加することはなくなってしまいましたが、
いろいろ思いだされます。
先生のお話のあとは毎回、保護者からの質問をうけてくだってました。
好き嫌いが多すぎて、食べられるものが少ないというお母さんには、
食べられるものが、パンとソーセージとジャムとオレンジジュースとあともう一つ何か
5つしかない。という子がいましたよ。
でもね。食べられるものが5つしかなくても、
栄養バランスそこそことれているんだそう。
今の時代、よっぽどのことがない限り、栄養失調にはなりません。
食べられないものを無理にたべさせることはないです。
だって、あんことウニを一緒に食べさせられたらお母さんも嫌でしょう?
自閉症の人は、一般の人の味覚と違う感じ方をする人もいますから、
ムリに食べさせようとする必要は全くないといわれたこと。
ほかに、思春期の男の子のお母さんが、
私に抱きついてきて困る。というような質問をされたとき、
お母さんなんだから、お子さんが抱きついてきたら
抱き返してあげてください。
お母さんなんだから、抱きしめてあげたらいいんですよ。
といわれたこと。
他の先生にもいろいろ教えてもらったことは多いですが、
この2つは覚えています。
でも、録音して記録していたわけではないので、
おおよそこんなことというぐらいでの記憶でしかないですが。
当時、今と違って、情報も少ない中、
佐々木先生の勉強会は役に立ったし救われました。
先生の本、たくさん出版されてますが、
いくつか持ってます。
自閉症関連の専門書も詩集みたいなのもあったけれど、
いい言葉がいっぱいです。
知るのが遅すぎましたが、
ご冥福をお祈りします。
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