韓国に行くこと4度目でやっと、行きたかったツアーに参加しました。
本当は板門店のツアーに参加したかったのだけど、
火曜~金曜しかダメで、仕方ないです。
前に青瓦台周辺に行ったときも、警備がすごいと思ったけれど、
(日本では物々しさを感じることはないと思うのだけど、感じたの。。)
やはり、韓国を知るには、これを知らないと。。。という思いでした。
ツアーは英語圏の方々と一緒の大型バスで、
英語圏の方へ解説が行われたあと、日本語での解説がありました。
英語はマイクありだったのですが、
日本語はマイクなしで話されたので、
少し聞き取りにくいです。
歴史の概略を話してもらい、
これから行くところの話も聞きました。
まず最初に訪れたのが
臨津閣というところ。
非武装地帯にずっと放置されていた機関車が展示されてます。 自由の橋の突き当たり。。
韓国民の想いが旗にいっぱい。。
遊園地も併設されている、公園のようなところです。
平和の鐘もありました。
ここで、DMZ ツアーのバスに乗り換えます。
中国語圏、英語圏、日本人の3団体が同じバスに乗っていきます。
途中、検問があり、兵士がバスに乗ってきて、チェックします。
「パスポートの顔写真のページを開いて見せてください。」とのことでした。
(このバスに乗り込む前に、名前とパスポート番号を事前に書いて提出してます。)
検問所あたりの橋?道路?には、ごろごろとイガイガのでっかいものが転がしてあります。
北がせめて来たときは、これで道を塞ぐのかな。。
ガイドさんの話では、
非武装地帯から、(国境から)ソウルへ通じる道が、何本かあるのだけど、
その道路には、お城の門?ゲートのようなものが作られていて、
(普通にコンクリートのトンネルみたいな感じです。)
そのコンクリートの建造物には爆弾が仕掛けてあるそうです。
もし、北がせめて来たときには、そのゲートを爆撃して破壊し、(コンクリート片が散らばって、道路を塞ぐ)
ソウルに北の戦車などが到着するのを10分でも遅らすためだそうです。。
そういう話を聞くと、物語の世界ではないのだと実感します。
北の食糧事情も、良くないようで、
ソウルの人が一日に食べる量の食料を、1ヶ月分として配られるとか。。
そうこうして、トラ山駅(都羅山駅)へ。。。
非武装地帯の南方限界線から700m余りのところにある駅です。
とても近代的な駅で、ソウルから日に6本電車がくるそうです。
この駅から北にも通じているとのことで、
南北統一されたら、中国やロシアを通じて西ヨーロッパまで鉄道が通じることになるそう。。
改札のところには、兵士が立ってました。
(切符を買えば、ホームにも入れるらしいです。)
そして、外には、この線路を作るに当たって枕木を寄付した方々の名前が刻まれていました。
(日本人の名前も見つけることができました。)
そして、トラ展望台へ。。。
ここでは、北が見えました~~。とてもはっきり見えました。
写真撮影はできませんが、(展望台の端から5m位の所以後なら撮影できますが
2mのノッポさんでも撮れないような感じです。)しっかり見られました。
→の写真の黄色い線より前では撮影禁止です。
兵隊さんがそこかしこにいて見てます。
どこかのおばさんや(中国の方かな。。)
集団で来た、ボーイスカウトの少年が撮影していたら、
やはりカメラを取り上げられ、消去されてましたね。。
子供だから見逃すかと思えば、やはり軍隊ですね。。
見える街は、京城(ケソン)の街(北の第3の都市・工業団地)だそうです。
高層ビルも見えました。
あちらから韓国を見ると、韓国の方が田舎に見えるだろうな。。。
トラ展望台の周辺は山ばかりですから。。。
そして第3トンネルへ。。
このトンネルは、1978年にソウルまで、わずか52kmという場所で発見されました。
北の完全武装した兵士が、1時間に3万人が1時間以内に移動できる規模だそうです。
トンネルは10個あるそうなのですが、そのうち4つが見つかっていて、
3番目に見つかったトンネルだから、第3トンネルというそう。。
資料館のようなところで、
数分の日本語の映画を見て、非武装地帯の説明を聞きました。
地雷は埋めるのは、数万しかかからないけれど、
地雷を撤去するのには、一個当たり、何百万もお金がかかるそうで、
ほとんど手つかずだそうです。
そうして、赤い三角の☠マークのついたロープが、松茸山を囲うように張り巡らされてます。
第3トンネルは周辺では、
駐車場だけが撮影可能で、建物の中やトンネル内は撮影禁止です。
第3トンネルに向かって急勾配で、トンネルが掘られてて、
下りですが、かなり膝に来ます。300m位あるでしょうか。。。
そして、トンネル。。
トンネルの傾斜は3度の傾斜が付けられていて、
掘った時に地下水が南側にいかないように、付けられているとか。。
私は背が低いので、ヘルメットをかぶらなくても頭を打つことは
なかったですが、(一応かぶってましたけど)
男性の方や背の高い女性は、キツイ高さだと思います。
ず~~っとかがんで移動はキツイ。。。
先の傾斜と、ダイナマイトを仕込んだ穴が南側に全てむいてるのと、
壁面に炭を塗っているのが、(正直これはなんでそうなのか聞き取れなかった。。)
北が掘ったトンネルだとういう証拠だそうです。
そして、北との境界から、いくつか壁が設けられてて、
侵入に備えてるのがよくわかりました。
今まさに、爆弾持って突っ込んできたらどうすんの~~~!!と思ったのは私だけかな。。
最後に寄ったのが、統一村(155世帯452人が暮らしてる街。
兵役免除だが、夜中12時以降は外出禁止だとか。。)の中の、売店。。
そこで北のお酒・ごま油、限定販売のBBクリームを買いました。
以前は北のものがよく入ってきたそうですが、今はお酒以外ないそうです。
干ししいたけなど野菜が評判良かったらしいです。。
なぜって農薬を作れないから、無農薬だそうで。。。(^^ゞ
珍しいのに、ツアーでお酒買ったのは、英語圏の方と私だけでした。
お酒は旦那へのお土産です。味はわからんけどね。。。
そうそう、最初にツアーのバスに乗ったとき、
ガイドさんが説明してくれてたとき、
ふと、ガイドさんが、窓の外を見て、「ヨギ、オディヤ?」(ここはどこ?)と何度も言う時があって、、、
ヒヤッとしました。。
なんでも、道中に、展望台でもないのに、北が見えるスポットがあるとのこと。。
英語のガイドさんにも尋ねて、わからず、私たちに、「いつもと違う道で行ってるみたいです。」
とつぶやくし。。。
運転手さんに確認して、何も言わなくなったから、ホッとしたけど。。
娘はのほほんとしてたけど、私は、
「英語圏の外人さんと、日本人が乗ったバスって、格好の拉致??」とか思ってしまった。。
パスポートも持ってるし。。(^^ゞ
その北が見えるスポットは、帰りに教えてくれました。
川の対岸で、バスは走ったままでしたが、はっきりよく見えてました。
バスがソウルに帰ってきたのは、2時ごろです。
途中、アメジスト工場に寄ったので。。
もともとの申し込んだツアーは、昼食有りコースト昼食ナシコースがあったのですが、
私が参加したバスの方は、皆昼食なしコースでした。
第3トンネルは、体力的に結構きついですので、
参加される方は、気を付けて下さいね。徒歩で降りるツアーはだいぶ足にきます。。